新作豆えほん 「ポンポコたぬきのうた」
ある日1匹のたぬきが道路脇に倒れていました。
車窓からでしたが、尻尾が大きく犬とは違っているのが見てとれました。
その時までは子供の頃に動物園で見たのが最後でしたが、私が今住む辺りでは、よく見掛けられる地域があるようです。
私は生きた狸に遭遇したことはありませんが、近所の小学校近くの畑では目撃情報が多い。
近くの小さな山に棲んでいるという話ですが、その山の周りには普通に民家が並び、とてもたぬきがいるなどとは思えないのですが、実際にいるようなのです。
何年か前からニュースで取り上げられるように、夜になると狸の親子が餌をねだりにやって来るなんていう話はよくあるので、それ程珍しいことでもないのかもしれません。
それでも実際に交通事故に遭ったたぬきを見るまでは、忘れてしまっていることでした。
それがあまりにも生々しく痛ましくて、その可哀そうな狸の為に書いた詩(うた)でした。
忘れてしまいがちな野生動物の現状ですが、人と動物との共存はこれからも続くわけですから、世の中が人間とペットだけではない野生で暮らす生き物の存在を心に留めておくことが必要かと思います。
小さな豆本の中には、そういう思いも込めています。
詩だけではなくて、ところどころカラ―イラストを添えて、ポエム絵本に仕上げました。
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